みなさんこんにちは。
横浜隼人高校に関する情報記事です。
毎年多くの卒塾生を送り出している塾関係者がこの学校の特色や合う子・合わない子についてまとめてみました。
受験を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
本サイトはできるだけ正確な情報の提供に努めていますが、入試情報・合格実績などのデータは学校公式HPを必ずご自身でご確認ください。
【この記事を書いた人】
・塾業界歴は20年/卒業生は4,000名
・御三家中はじめ全国の最難関中学受験指導
・首都圏を中心とした高校受験指導
・学校法人広報活動支援
・当サイトの記事執筆、学校への取材活動
横浜隼人へのアクセス
〒246-0026 神奈川県横浜市瀬谷区阿久和南1-3-1
相鉄線希望ヶ丘駅より徒歩18分またはバス8分、相鉄線二俣川駅よりバス15分
JR各線戸塚駅よりバス30分徒歩4分
※中学生はスクールバスあり。
学校周辺は落ち着いた雰囲気。坂が多く希望ヶ丘駅から徒歩の場合は2度のアップダウンがある。学校の手前には東海道新幹線の線路があり、校舎から新幹線が見える。たまに通るドクターイエローを楽しみにしている生徒もいる。また、校舎から校庭側には富士山も見える。
横浜隼人高校の偏差値,内申,入試情報
【偏差値】
特選:63
特進:59
国際語:55
【内申基準】
*数値は2年学年評定+3年/3年の内申は1or2学期
特選-推薦:5科41/50
特進-推薦:5科38/50
国際語-推薦:以下の①or②
①国英社22/30(英8/10)
②英検準2級(9科各3以上)
特選-併願:5科44/50
特進-推薦:5科40/50
国際語-推薦:国英社24/30(英8/10)
*偏差値出典:進学研究会
*内申基準:当サイト独自調査、募集要項
内申の加点は、特進なら検定2級、進学と国際語は検定3級で+1。他に皆勤や3年間部活がある。
併願については他私立も受験可能だが、その私立はフリー(オープン)受験であることが条件。
よって「横浜隼人の併願+他私立の併願(入試加点)」という受験パターンは認められない。
横浜隼人の校風
「必要で信頼される人となる」をスクールミッションとして、学力・共生・健康の3つを柱に教育を行っている。
基礎情報
- 経営母体は大谷学園。大谷学園は横浜隼人中学・高等学校のほか、横浜隼人幼稚園、秀英高等学校、清心女子などを設置。
- 横浜隼人の「隼人」は旧字名より。
- 生徒数1729名(2023年4月)1年生は20クラス、2年生15クラス、3年生16クラス。高校入生約96%
- 登校時間は8:25(1年生)、8:30(2・3年生)だが、週3回は小テストのため8:10登校
- 早朝テストの結果は昼休みには廊下に貼り出される。
- 2学期制で50分×2時限+90分×2時限の授業が基本。(週2回は50分×6時限)
- 土曜日は隔週で授業。(特別選抜は毎週土曜日授業がある。)
- 自由に選択できる補習講座が週3回ある
- 高校は普通科(特別選抜・特進・進学の3コース)と国際語科の2学科設置
- 普通科では英語・数学で習熟度別授業が行われている。
- 2021年にグラウンドの人工芝が張り替えられた。テニスコートも人工芝+クレーコート合わせて4面で練習している。グラウンドには夜間照明も完備。
- グラウンドの奥には野球場があり、秋の公式戦などで使用されている。
- 職員室前、講師室前には机と椅子が置かれ、生徒が質問や相談ができるようになっている。
- 体育館は3つ。グラウンドは2つ+野球場
- Wi-Fi完備。授業でも個人所有のダブレットと使用し授業を行うこともある。
- タブレットを用いてオンライン英会話の講座も受講することができる。
校則
- 服装検査あり…頭髪や制服がきちんと整っているかがチェックされる。
- 髪染め禁止
- パーマ禁止
- 男子の長髪禁止
- バイク禁止(発覚すると即退学処分)
- 校内での携帯電話使用禁止(学校指定のタブレットは使用可)
- 登下校中のイヤホン禁止
校則違反は早朝指導(1週間7:30から学校の掃除など)がある
部活
運動部
女子硬式野球部(神奈川県内唯一の全国高等学校女子硬式野球連盟加盟校)は2022年度全国制覇を達成。
女子バレーボール部は2022年度2023年度春高バレーに出場。
女子卓球部はインターハイ団体に14年連続出場。
陸上競技部、水泳部、剣道部などが全国大会・関東大会で活躍。
男子野球部のユニフォームはプロ野球の阪神タイガースのユニフォームそっくり。プロ野球選手も複数輩出している。宗佑磨(2014年ドラフト2位・横浜隼人→オリックスバファローズ)、青山美夏人(2022年ドラフト4位・横浜隼人→亜細亜大学→西武ライオンズ)などが有名。
他に、サッカー部、卓球部、バスケットボール部、ソングリーディング部(チアダンス)、硬式テニス部、ラグビー部、空手道部、ソフトボール部、バドミントン部、新体操同好会が活動している。
文化部
美術部、和太鼓部、吹奏楽部は全国総文祭へ出場し、文芸部も関東大会に出場している。特に美術部は25年連続で全国総文祭へ出場している。他に、演劇部、華道部、合唱部、ギター部、茶道部、写真部、情報工学研究部、レクリエーション部、囲碁将棋部、ESS、家庭部、軽音楽部、新聞部、鉄道研究部、理科部、歴史研究部、漫画研究部、外国語学習同好会、競技かるた同好会、ボランティア同好会、ドローン同好会が活動している。
横浜隼人の学校活動・イベント
横浜隼人中高の最大のイベントである隼輝祭(文化祭)では2023年より一般開放を再開。オンライン決済も導入し、約7000名が訪れた。クラスごとの催し物や、部活単位での発表などで盛り上がりを見せる。
その他、スポーツフェスティバルや芸術鑑賞教室などがある。また「本物を知る」という方針のもとで、企業の専門家や大学教授などを招いて講演を行ってもらったり、系列校で行ったドラマの撮影現場を見学したりというイベントもある。
横浜隼人高校-進路・大学受験指導
特別選抜コースは国公立大学への進学を、特進コースは私立上位大学への進学を目指す。
特別選抜コース・特進コースともに一般選抜での受験がメインで推奨されており、指定校推薦での進学はあまり好まれていない。
指定校推薦枠は横浜市立大・東京理科大・明治大学・青山学院大・立教大・中央大・法政大・学習院大・成蹊大・成城大・東京女子大など
大学受験対策
普通科は2年生から文系・理系に分かれて授業を進める。国際語科は文系のみなので、固定の時間割が組まれている。放課後補習や長期休暇補習も充実している。
どんな生徒、先生が多いか
強化指定されている運動部が多いため、スポーツが得意で明るい生徒、活発な生徒が多い。ただし、生徒が多いため、いろいろな生徒がいる。多くの先生・生徒とコミュニケーションをとるため、人懐っこくどんな人とも分け隔てなく、仲良くなることが多い。
全校生徒の7割ほどは県立高校を不合格になり、いわゆる「滑り止め」として入学してくる。モチベーションはマイナスからのスタートの生徒も先生や他の生徒の前向きな姿勢を見て、モチベーションを上昇させ新たな目標を立てがんばることができる。
横浜隼人に合う子・合わない子
この学校に合う生徒
- 多くの仲間の中で取り組むのが好きな生徒、部活で全国大会を目指して活動したい生徒には向いている。
- 自ら目標を立て、仲間と切磋琢磨しながら成長を望む生徒には合っている。
- 積極的に情報を手に入れる生徒、先生を“上手に使える”には先生も積極的に支援してくれる。
この学校に合わない生徒
- 受け身の生徒。生徒数が多いため、受け身の姿勢では埋もれてしまう。
- 特別選抜コースは大学入試を目指すが、基本的には一般選抜のみ対応してくれるため、指定校推薦・総合型選抜などでの入試には対応してくれないことがあることがある。中学時代に内申点が足りているからと安易に決定しないようにしっかりと覚悟を持って選ぶ必要がある。
横浜隼人おすすめポイント
- どの生徒でも挨拶がきちんとできる。
- 部活、イベントはとにかく熱い。
- 学食も充実。一番人気は「隼人丼」
- 放課後は自習室、図書室、教室が開放されている。質問は職員室前・講師室前の机で対応してくれる。
- 普通の教室の間に小教室がある。選択科目等で使用されるが、自習室にもちょうどよいサイズ。
- 各フロアには自動販売機も設置されている。それぞれラインナップは異なっている。
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