拓殖大学第一高等学校(拓大一高)の詳細な偏差値、内申基準、および学校の特徴について深掘りしていきます。
この記事では、拓大一高の教育方針、学習環境、さらには大学進学実績に焦点を当て、保護者や受験生にとって重要な情報を提供。
25年以上の塾業界経験を持ち、都立高校や私立高校の受験指導を行ってきた筆者が、拓大一高の多様なコース設定、部活動の充実度、そして学校の雰囲気について詳述します。
また、学校行事や日々の学校生活の様子にも触れ、生徒たちの学校生活の充実度や学びの質を明らかにします。
本サイトはできるだけ正確な情報の提供に努めていますが、入試情報・合格実績などのデータは学校公式HPを必ずご自身でご確認ください。
【この記事を書いた人】
・塾業界歴25年/卒業生2,500名
・都立自校作成校へは100名以上合格
・適性検査型入試~大学受験まで指導
・教育系メディアの運営(年間150万PV)
・当サイトの構築、管理、記事執筆
拓一へのアクセス
多摩都市モノレール玉川上水駅から徒歩3分。
駅から見えるため迷うことなく学校まで行けると思います。
拓一の校風・雰囲気
3学年1,500名いるマンモス校。
勉強したい子~部活を頑張りたい子、活発な子~控えめな子まで色んな個性の生徒が集まる。
学校行事はやはり賑やかになる。
コース・科
特進コースと進学コースがあります。
かつては特進コースは授業時間が長く、進学コースと比べると部活に参加できる時間が遅くなることがありました。
なので、特進コースに行ける内申があっても、当方の教え子たちには「部活と行事も楽しみたい」と言って進学コースを受験する生徒も中にはいましたが、現在では特進も進学コースも授業終了時刻は同じになっています。
とはいえ特進コースは学習面ではハードなものになるので努力はやはり必要となります。
進学コースはけっこう学力差があるように思います。
(中学校の内申のつけ方が絶対評価となり、偏差値はそれほどでもないが内申を持っている子がけっこう入学している印象があります)
これだけのマンモス校なので色んな個性を持った生徒がいると思います。
部活
文武両道を謳っており、部活を頑張っている生徒も多い。
陸上競技部と野球部が強化指定クラブ。
チアダンス部と女子ハンドボール部が活躍している。
拓一-卒業後の進路進学・大学合格実績
受験指導にも力を入れている。
ショートホームルームで英単語・漢字・古文単語・計算に取り組んでいる。長期休暇には特別授業を実施。校内予備校もある。
2023年度合格者数 | |
国公立大 | 23名 |
早慶上理 | 50名 |
GMARCH | 209名 |
2023年度入試合格者数では早稲田26名、明治43名、中央56名が目立った。
合格者数は多いが、1学年500名ほどいる点に注意。学年順位で上位30%程度でGMARCHが視野に入る感じか。
上の拓殖大に進むのは卒業生の3%程度で多くは他大に進む。
拓一の偏差値・内申・高校入試情報
都立の併願校として人気がある。
国立・立川・八王子東・国分寺などの都立トップ校、サンキタ・日野台・昭和などの上位校を受ける受験生の多くが受験を検討する。
【偏差値】
特進:63
進学:59
【推薦基準】
特進:3科14かつ5科23
進学:3科12かつ5科20
【併願基準】
特進:3科14かつ5科23かつ9科39
進学:3科13かつ5科22
*偏差値出典:進学研究会
*内申基準:当サイト独自調査、募集要項
いわゆるフリーで受験する子はほとんどいない。
よって基本は中学校の内申を取る必要があり、併願であれば進学でオール4+5が1コ+加点1が必要。
加点は検定3級や部活3年継続などがあるのでもらえると思うが、「かつ条件」なので3科の基準は満たせても5科の基準が満たせず併願が取れないという受験生が散見される。
加点は3科又は5科のどちらかにしか加点できない点も注意。
毎年10月くらいになると「内申が足りない。どうしよう」という受験生が毎年出るので、早めに検定は取っておきたい。
併願は優遇の学校なので内申基準させ満たしておけば不合格になることはほぼなく、安心して受験ができる。
入学後のことを考えると都立の勉強だけではなく、ある程度過去問などにも取り組み実力をつけておくことが望ましい。
ウチの生徒で言えば、錦城(小平)・八王子学園八王子・桜美林と競合する場面が多い。
早稲田・明治・中央の各附属校や帝京大学高にチャレンジする生徒が2/12に併願で滑り止めとすることが多い。
もちろん都立の上位~トップ校を志望する受験生にも人気がある。
その他の情報や注意点
本校を志望する場合はオール4が必要。
少し雑な計算になるが偏差値50台後半の子でオール4くらい…というのが相場。
が、偏差値50前後であっても内申が取りやすい中学校の子が推薦で受けるケースを何度か目にしている。(真面目な女子が多い)
なのでけっこう学力差はあるように思われるし、現在高3の生徒も「勉強が苦手の子も少しいる」と言っている。
併願校検討の際に「拓一も悪くないけど錦城のほうが…」という家庭が毎年一定数いる。大学合格実績も錦城が上の印象もある。なので両校の説明会等に行かれることを強くお勧めしたい。
当方の教え子たちで本校を受験した子は様々。部活もやりたい活発な子~控えめな性格の子まで様々。色んな子を受け入れられるところが本校の魅力で概ね受験生やその保護者からの評判はよい。少なくとも「拓一はどうしてもイヤ」と言われた記憶がなく、塾生との進路指導や受験相談時には検討校の1つとして安心して提案できる学校だ。
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