本サイトはできるだけ正確な情報の提供に努めていますが、入試情報・合格実績などのデータは学校公式HPを必ずご自身でご確認ください。
アクセス
〒193-0931 東京都八王子市台町4-35-1
JR中央線西八王子駅から徒歩5分。閑静な住宅街にあり、学校周辺は落ち着いた雰囲気。南口からの道も分かりやすく(線路沿いに八王子方面へ歩けば)特に迷うことなく行ける。
1年生の通学路と2・3年生の通学路は異なる。全校生徒が中高合わせて約2000名の生徒が通っているため、8時すぎには西八王子駅構内や西八王子駅付近は大変混み合う。
またJR中央線は朝の時間、遅延することも多いため余裕を持って登校する必要がある。
基礎情報
愛称は「八学(はちがく)」
- 登校時間 … 8時25分
- 授業時間 … 50分×6時限(土曜日は4時限授業)
(特選コース・選抜コースは週1回7時間授業実施) - 生徒数
高校生1519名(2023年4月)
中学生296名(2022年4月) - 1学年クラス数 … 高校12~14クラス
- 高入生の割合は約80%
- 制服
男女ともにブレザー。女子はスカートの他にスラックスも選択可能。スクールバッグはボストン・Ⅱウェイ・リュックから選択。靴以外はすべてCOMME CA DU MODE School label製。生徒からはおおむね好評だが「靴下だけは自由にしてほしかった」との声が多い。
2000年から2004年に完成した9階建て校舎は映画の撮影で使用されたこともある。
図書館は蔵書約58000冊、閲覧席203席あり、自習室と合わせて多くの生徒が利用している。
校章は桑の葉をモチーフにしたもの。
- 沿革
1928年多摩勤労中学開校
1948年八王子高等学校発足
2012年八王子中学校開校、現在の校名へ変更
校風
「人格を尊重しよう」「平和を心につちかおう」をスクールミッションとして教育を行っている。
2023年度よりコースを再編。文理コース(特選クラス・特進クラス・進学クラス)、総合コース(リベラルアーツ系・美術系・音楽系)・アスリートコースの3コース3クラス3類系となっている。
校則
- 茶髪禁止
- バイク禁止(免許取得も禁止)…免許取得が発覚すると退学処分になることもある。
- パーマ禁止
- バイトは届出制で許可
- 女子スカートはひざ下
- 学校内で携帯電話使用禁止…生徒は何とかバレないように使っている。先生にバレると没収される。
- 男子の過度な長髪禁止
- 服装検査あり
定期考査直後(各学期2回ほど)に行われることが多い。
靴下・ワイシャツが学校指定のものかどうか、頭髪・まゆ・爪などがチェックされる。
頭髪・まゆは校則違反が指摘されると経過観察となる。
部活
全国大会に出場する部活も多く、大変盛ん。
吹奏楽部はテレビで特集されるほど全国大会常連。マーチングも全国レベル。ほぼ無休で練習に取り組む。
水泳部は2022年度・2021年度インターハイで優勝(女子400メートル自由形)。
特徴的な部活としては車人形同好会がある。古くから八王子で行われ伝えられている人形劇を、定期的に家元の指導の下行う。学園祭(八学祭)で公演を行う。
学校活動・イベント
- 3学期制
- 土曜日授業あり
- 食堂あり
- 水泳の授業なし
進路・進学
コースによって進路は様々だが、大学進学を希望する生徒が高校全体の80%を超える。
国公立大学
2021 | 2022 | 2023 |
43名合格 | 48名合格 | 41名合格 |
私立大学最上位
早慶上理の実績。
2021 | 2022 | 2023 | |
早稲田 | 12 | 20 | 17 |
慶應義塾 | 5 | 7 | 9 |
上智 | 5 | 7 | 8 |
東京理科 | 17 | 12 | 16 |
私立大学上位
MARCHの実績。
2021 | 2022 | 2023 | |
明治 | 48 | 44 | 35 |
青山学院 | 29 | 31 | 29 |
立教 | 19 | 26 | 17 |
中央 | 47 | 60 | 36 |
法政 | 51 | 66 | 62 |
大学入試を目指す場合、特選コース・特進コースは特に一般選抜を強く勧められる。(一般選抜で複数の合格を狙わせるため)指定校推薦・総合型選抜での大学進学は歓迎されていない。そのため、高校受験時点でコースについてはしっかり説明会などで確認しておく必要がある。
指定校推薦枠(2023年度実績)
- 東京都立(システムデザイン/都市環境/経済経営/人文社会)
- 青山学院(総合文化政策/法/理工)
- 麻布(生命・環境科)
- 学習院(経済/文)
- 学習院女子(国際文化交流)
- 関西学院(文/法)
- 北里(医療衛生/理)
- 国立音楽(音楽)
- 工学院(先進工/工/建築/情報)
- 國學院(法/経済)
- 駒澤(法)
- 芝浦工業(工/システム理工/デザイン工/建築)
- 昭和(保健医療)
- 昭和音楽(音)
- 昭和女子(人間文化/人間社会/食健康科/グローバルビジネス/環境デザイン/国際)
- 昭和薬科(薬)
- 女子栄養(栄養)
- 女子美術(芸術)
- 成蹊(法/文/理工)
- 成城(文芸/社会イノベーション)
- 聖路加国際(看護)
- 専修(経済/法/人間科/商)
- 洗足学園音楽(音楽)
- 玉川(教育/農/経営/芸術/リベラルアーツ/文/観光/工)
- 中央(法/商/文)
- 津田塾(学芸)
- 東海(教養/文化社会/情報通信/工/健康/児童教育)
- 東京医療保健(医療保健/立川看護)
- 東京音楽(音楽)
- 東京経済(経済/経営/現代法/コミュニケーション)
- 東京女子(現代教養)
- 東京造形(造形)
- 東京電機(システムデザイン工/理工/工)
- 東京都市(理工/建築都市デザイン/環境/メディア情報/情報工/デザインデータ科/都市生活/人間科)
- 東京農業(農/応用生物科/生命科/地域環境科/国際食料情報/生物産業)
- 東京薬科(薬(男子部・女子部)/生命科)
- 東京理科(薬/理(第二部))
- 同志社(政策)
- 東洋(文/国際)
- 獨協(国際教養)
- 日本(法/商/生物資源科/文理/生産工/理工)
- 日本獣医生命科学(応用生命科)
- 日本女子(家政)
- 日本女子体育(体育)
- 日本体育(体育)
- 法政(経済/社会/グローバル教養/理工/生命科)
- 武蔵野(教育/看護/薬/グローバル/法/経済/文/工/データサイエンス/アントレプレナーシップ/経営/人間科)
- 武蔵野音楽(音楽)
- 武蔵野美術(造形)
- 明治(理工/総合数理)
- 明治薬科(薬)
- 立教(コミュニティー福祉/文)
- 早稲田(先進理工)
- 他多数
※指定校については2023年時点で判明しているものであり、年度によって増減がある。また、その基準も年度によって変更されるため、その都度確認が必要である。
どんな生徒、先生が多いか
生徒がとにかく多いため、人間関係に困ることはない。基本的には活発な生徒が多く、授業にもイベントにも積極的に取り組む生徒が多い。中学校時代引っ込み思案な生徒もいて、様々な人間関係を許容できる校風にある。
先生は熱心で親身になって指導にあたる先生がほとんど。生徒数の多さに比例して先生の数も多いので、生徒が相談できる先生は多い。
この学校に合う生徒
- 多くの仲間の中で取り組むのが好きな生徒、部活で全国大会を目指して活動したい生徒には向いている。
- 自ら目標を立て、仲間と切磋琢磨しながら成長を望む生徒には合っている。
- 積極的に情報を手に入れる生徒、先生を“上手に使える”には先生も積極的に支援してくれる。
この学校に合わない生徒
・生徒が多いため、先生との人間関係が密に取れるわけではない。個性指導・個別指導のようなものを期待すると齟齬が生じることがある。
「生徒数が多い=面倒見がどうか?」という心配から敬遠するご家庭も一部あるが、受験生保護者の評価は概ね良いと感じる。特に高校受験を控えた中学生からは好意的に見られることが多い。
通ってみての感想(卒業生にインタビュー)
- とにかく楽しい思い出が多い。部活・イベントすべてに熱く盛り上がる。
- 部活・イベントに盛り上がりすぎて、大学受験に向かう体制づくりが遅かったかも。もう少し早くから進路を見据えた対策をとればよかった。
- タブレットを活用した学習管理や小テストが多かったことなどで基礎的な部分の心配はなく学習に取り組めた。
おすすめポイント
- 部活、イベントはとにかく熱い。
- 300席ある食堂も様々なメニューがあり飽きない。
- 自習室にチューターの先生がいることもあり、質問ができるところがメリット
- 2年次に行われる修学旅行(沖縄・3泊4日)ではホテル宿泊2泊、民泊1泊となる。
- 生徒が多いこともあっていろいろな生徒がいる。それぞれの個性を尊重する風土もあり、それぞれの生徒の個性が生かせる。
受験に関してのアドバイス
多摩地域の中では拓一や錦城(小平)、桜美林などと競合する場面が見られます。
説明会等には必ず参加して、本人とご家庭にあった受験校を選ぶことが大切です。
また、受験生にとっては入試問題(特に英語)が難しく感じる場合もあるでしょう。都立の勉強ばかりやってきた受験生は特に驚くかも知れません。
12月くらいには一度過去問を解いておき、入試で要求されているレベルがどの程度かを体感しておきましょう。
必要であれば苦手単元の克服や英単語をさらに覚えるといった対策が必要となるはずです。
以前は併願加点(優遇ではない)の学校だったため、「併願を持っていても不合格」というケースが散見されましたが、今はその心配はあまりないようです。
中学受験に関して
少しだけ中学受験について。
学校側はどの受験生が何回説明会に来て、何回受験するかも見ています。
しっかりと受験勉強をやった上で複数回受験すればどこかで合格がもらえる可能性は高いと思います。
ただし首都圏模試で偏差値40くらいだと”3回受験したが特進コースでも合格がもらえなかった”というケースを見たことがあります。
勉強が得意ではない受験生は”不合格も想定した受験プラン”を考えておく必要があるかも知れません。
なかなか満足できる学校が見つからず・・・で悩むこともあるかと思いますが、(地元公立中はイヤだというご家庭)は2/1に絶対に合格できる学校を受験して押さえておくことも検討されたほうがいいかも知れません。
その他
30年前は生徒集めに苦労している感もあった「だれでも入れる高校」のイメージがあった。
なので地元民にとっては近年の人気と偏差値の上昇、進学校という位置づけになった現在の八学にはけっこうな驚きがあります。
八王子地元民の中にはどうしても昔のイメージで見る人もいるので、他所から引っ越してきたり他の地域の方のほうがフラットに「今の八学」を見られるぶんこの学校の評価は高いかも知れません。
(同地区にある八王子実践や工学院、昭和第一にも同様のことが言えます)
中学入試でも適性検査型入試を実施してから徐々にレベルが上がっており、今後も多摩地域の人気校・進学校として、よりたくさんの支持を集めていきそうな感じがしています。
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